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快樂する仏蘭西映画とか

ヴァネッサ・パラディ 『白い婚礼』

2001?  ヴァネッサ・パラディ 『白い婚礼』 1989
NOCE BLANCHE
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 「かごの中の子供たち」で注目を浴びた、監督のJ=C・ブリソーはかつてエリック・ロメールに師事し、ヌーヴェル・ヴァーグの正統の衣鉢を継ぐ、という意味ではアンドレ・テシネ、クロード・ミレールを追う存在。オリジナル脚本も手がけた本作は、一人の少女マチルドが父親のように歳の離れた49才の哲学教師を熱愛する、フランス映画お得意の素材ながら、傷つきやすい少女の感情と同じくらい、激しい恋の想いに戸惑う中年男の心の襞をきめ細かに描いて、大人をもホロリとさせる真摯な出来栄えである。まさに彗星のような銀幕デビューを果したという表現が相応しい歌手のパラディが、ヌードも辞さぬ大胆な演技を披露、’90年のセザール賞新人賞の他、ロミー・シュナイダー賞も獲得した。この時、役柄と同じく17歳。天使と小悪魔が共存するフレンチ・ロリータの真髄をみせる。 〈allcinema〉onlineより

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テーマの著者 Anders Norén